アメリカ株決算の見方 – コンセンサス・EPS ・ガイダンス とは –

アメリカ株決算の見方 – コンセンサス・EPS ・ガイダンス とは –
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アメリカ株投資では決算が超重要

 

アメリカ株の個別銘柄に投資する際、決算を常時チェックすることが非常に重要です。

米国企業の場合、四半期ごとに決算期が到来するため、個別銘柄ごとに年4回の決算確認作業が必要となります。

 

特に機関投資家は、決算の数字が良ければ買い増し、悪ければ売却という姿勢を徹底していると言われているため、決算によって株価は大きく動きます。

 

それでは、アメリカの上場企業において、”良い決算”とはどういう決算をいうのでしょうか?

それは・・・

 

・EPS がコンセンサス予想を上回る

・売上高がコンセンサス予想を上回る

・ガイダンスがコンセンサス予想を上回る

 

これら全てクリアすることを指すと言われています。

 

正直、なんだかよく分からない用語ばかりでとまどいますね・・

以下では、コンセンサス予想、EPS 、ガイダンスとは何なのか?について解説します。

 

 

コンセンサス予想

 

「コンセンサス(consensus)」とは、”総意”とか”一致した意見”という意味を持つ単語であり、コンセンサス予想と言う場合、「市場予想の平均値」という意味で使用されます。

 

すなわち、アナリスト達が予想するその会社のEPS、売上高、ガイダンスなどの予想平均値という意味です。

 

コンセンサス予想は、決算発表の前において、ネットで調べることができますので、後述します。

 

 

EPS(一株あたりの利益)

 

EPS(Earnings Per Share)」とは、一株あたりの当期純利益を言います。

 

決算においては、当該期の純利益を発行済株式総数で割って算出されます。

EPS= 当該期の純利益÷発行済株式総数

 

つまり、会社が一株につきその期にどれだけの利益が生み出したか、という指標です。

 

EPSはグロース株においてはマイナスとなることもあります。

しかし、マイナスになったからダメだということは決してありません。

あくまで、コンセンサス(市場予想平均)を上回ればOKとされています。

 

例えば、上場したての若い会社であれば、先行投資を優先して、利益が発生するのはまだまだ先というケースも多くあります。

そのような会社では、EPSはマイナスの予想が出ることも珍しくありません。

 

 

ガイダンス

 

ガイダンスとは、来期以降の決算に関する当該会社側の見解をいいます。

ガイダンスに関しては公表しない会社もあります。

 

仮に、今期のEPS及び売上高がコンセンサス予想を上回ったとしても、来期以降の会社の業績見通しがネガティブであり、コンセンサス予想を下回った場合には、もはや”良い決算”とは言えません。

 

従って、会社からのガイダンスについても注視する必要があります。

 

 

 

EPS・売上高・ガイダンスに関するコンセンサス予想の調べ方

 

聞きなれない用語の意味をご理解いただいた上で、それらのコンセンサスはどこで調べられるのかについて、最後に解説します。

 

EPS ・売上高・ガイダンスのコンセンサス予想は、英語になりますが、サイトで簡単に検索できます。

 

まず、Yahoo finance(finance.yahoo.com)のサイトに行き、検索機能から個別銘柄(企業名)を入れると、その個別銘柄のサマリーが出てきます。

 

 

 

様々なタブが並ぶ中に、「Analysts」というタブがありますので、そこをクリックしてください。

例えば、テスラで検索すると、以下のような画面になりますので、「Analysts」というタブは右から4つ目になります。

 

 

すると、Earnings Estimateという項目が出てきており、これがEPSになります。

 

その中の、Current Qtr.というのが、これから発表される四半期のEPS予想ですので、その中の「Avg. Estimate」という項目がコンセンサス予想となります。

 

テスラを例にとると、次回のEPSのコンセンサス予想は0.75ドルということがわかります。

 

 

 

また、Revenue Estimateという項目は、売上高になります。

同様に、Current Qtr.というのが、これから発表される四半期の売上高予想ですので、その中の「Avg. Estimate」という項目がコンセンサス予想となります。

 

テスラを例にとると、次回の売上高のコンセンサス予想は99億8千万ドルであることがわかります。

 

 

ガイダンスのコンセンサス予想は、Next Qtr.部分に相当します。

テスラを例にとると、ガイダンスのコンセンサス予想は、EPSが0.92ドル、売上高が111億1千万ドルであることがわかります。

 

 

まとめ

 

アメリカ株の個別銘柄への投資において、EPS 、売上高、ガイダンスのコンセンサス予想と比較して決算を読み込むことは非常に重要であるため、その用語の持つ意味とその調べ方について抑えることはとても有意義なことです。

 

決算は、その会社の定期的な健康診断に例えられます。

個別銘柄へ投資する場合、投資信託のように一度買ったら安心してほったらかしにしておいてよいものではありません。

 

定期的にやってくる健康診断(決算)で、ぜひ定期的にウォッチしてください。

 

 

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