外資系企業法務で働く弁護士が考える転職のための英語力

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外資系企業への転職で給与アップのチャンス拡大

 

前回の記事では、私の外資系企業への転職の体験談、そして、どれだけ給与アップに成功したかについて書きました。

この記事を読んでいただければ、外資系企業への転職が、給与アップのための手段として合理的であることがお分かりいただけると思います。

 

(参照) 【体験談】外資系(法務)への転職によって給料はいくら増えたか

 

日本経済が長らく停滞し、日本企業が給与面で外資系、とりわけ欧米系の企業と勝負できなくなっている昨今、日本企業で定年まで働くことを考えていては、経済的自由を手にいれるのは至難だと思います。

 

私の目標は、超富裕層になって経済的自由を手にいれることであり、そのためには、外資系企業への転職によって、収入面で大きくアドバンテージを得る必要がありました。

 

 

外資系企業へ転職するための英語力

 

それでは、外資系企業、とりわけ英語を仕事で使用する会社への転職のために、どの程度の英語力が必要でしょうか。

 

当然、職種によって状況は様々であり、一概にこれくらいという物差しがあるわけではありません。

 

参考として、私の英語力に関する情報を以下に掲げます。

● IELTS 7.0(Total)

● アメリカのロースクールへの1年留学経験

● アメリカの法律事務所での1年間の研修

 

正直に言うと、私は英語に対する苦手意識が半端なくありましたし、今でもあります。
まだ全然自分が思い描く英語力に到達していません。

 

留学を心ざし、弁護士1年目に受けたTOEICは確か650点、記念に受けたTOEFLのスコアは確か30点くらいでした。

はっきり言って、このスコアでは話になりません。

 

とくに、TOEFLは満点が120点で、留学するには100点が目安と言われる英語の試験です。

30点というのは、目をつぶって、適当にクリックするだけで取れる点数だと考えていただいて結構です。

 

この衝撃のスコアを見て、心が完全に折れてしまった私は、しばらく英語の勉強をやめてしまいました。

 

 

IELTSに方針転換

 

しかし、30代も半ばにさしかかり、自分のキャリアプランを再度考えた結果、留学は必須を考え、英語の勉強を再開しました。

 

既に同期の多くは留学を終えていたので、彼らの体験談を聞いて回ることから始めました。

多くの同期は、アメリカ留学のために必要とされる伝統的手段であるTOEFLの試験を受け、数回〜10回程度の受験で目標スコアを取っていました。

 

しかし、彼らの多くは、元々の英語力が高いか、自頭がめちゃくちゃ良く、ちょっと勉強しただけで、高いスコアを取ってしまうような人種です。

はっきり言って、私のような凡人には参考になりませんでした。

 

TOEFLも何度も受けましたが、最高でも86点くらいしか取れません。

特に、私の場合は、リスニングの苦手意識があり、スピーキングも全く伸びず、15点程度で止まってしまっていました。

多くの日本人が苦戦すると言われているスピーキングですが、それでも22〜23点は必要と言われています。

 

自分の中でTOEFLに限界を感じた私は、藁をもすがる思いで、TOEFLの勉強からIELTSというイギリス英語の試験にシフトすることにしました。

色々調べた結果、IELTSは日本人でもスコアが取れやすいと聞いたためです。

 

IELTSは、もともとケンブリッジ大学が主管する留学者用の試験ですが、現在では、アメリカの多くの大学でもIELTSのスコアを受け付けています。

IELTSは、日本においては、英検がテスト等の運営を行っています。

詳しくはこちら

 

 

IELTSのスコア

 

IELTSはスコアが0.5点刻みで出ます。

海外の大学や大学院への留学の目安はTotal 7.0が最低ラインと言われており、難関大学への留学はTotal 7.5が必要とされています。

私は最終的に、ギリギリTotal 7.0の点数が取れ、留学が叶いました。

 

ちなみに、IELTSのスコアTotal 7.0の日本人が留学すると、かなり苦労します。

授業についていくのも精一杯という感じです。やはり、TOEFL100点を取って留学する日本人との間でも差を感じました。

 

 

外資系企業で働く人たちの英語力

 

 

今私自身、外資系企業で働いているわけですが、日本オフィスであるため、日本人のスタッフが大半です。

しかし、上司や同僚にも外国人がいるため、彼らが入る会議は全て英語で行われます。

 

また、彼らとのメールでのやりとりも英語です。

 

特に、日本の法制度を理解していない外国人に法律の趣旨や解釈を説明するのはとても難儀な作業です。

留学経験のある人でもかなり苦戦すると思います。

 

また、社内を見渡すと大半の社員は英語が堪能です。

帰国子女の人はもちろん、前職で海外赴任経験があるという方が多いイメージです。

また、そのような経験がない方でも、仕事の後の時間を利用して、英語の勉強をやっています。

 

そして、外資系企業で働く人で出世する人は、すべからく英語力が高いです。

英語があまり話せず入社した人は英語で苦労して、去っていくケースも多いようです。

 

TOEIC800点台後半が目安か

 

そういう意味で、外資系企業を目指すには、海外経験がある人レベルに英語が話せた方がよいと思いますし、そうでないとせっかく入社できても後々のキャリアプランにも支障が出ると思います。

もちろん、英語だけではないので、そのほかの面で優れていれば、英語がそれほどできなくてもステップアップしていくことは可能だと思います。しかし、英語が足かせになることがあるとすればその人にとって不幸でしかありませんね。

 

TOEICを最近受けていないので、わかりませんが、同僚の方でTOEIC800点台半ばという方がいますが、それでもかなり英語に苦戦している印象を受けます

多くの人はそれよりも英語ができるという印象です。

 

その意味で、TOEIC800点台後半というのが最低限必要な英語力になるかもしれません

 

以上は、完全に私の経験に基づく独断と偏見に基づく結論ですが、一つの参考になればと思います。

 

 

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