インハウスロイヤー(社内弁護士)から見たデキる弁護士の共通点

インハウスロイヤー(社内弁護士)から見たデキる弁護士の共通点
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仕事のデキる弁護士とは

 

インハウスロイヤー(社内弁護士)に転職して、1年半以上が経ちました、

これまで、法律事務所に属して弁護士として稼働することの方が多かったですが、逆に法律事務所で働く弁護士に仕事を依頼する立場になって、はじめて弁護士という職業を外から客観的に見ることになりました。

 

一般的に仕事のできる弁護士というのは、トップローファームに属し、頭の回転が早く知識・経験をたくさん積んだ弁護士というのが世間一般の評価ではないかと思います。

 

もちろん、そのような弁護士であることに越したことはないのですが、仕事を依頼する側の人間として、もっと根本的なところで弁護士は評価されていると感じることがあります。

 

そこで、私が個人的に考える、仕事を依頼したくなるデキる弁護士像について紹介したいと思います。

 

 

レスポンスが早い

 

弁護士事務所で働く弁護士はたくさんのクライアントを抱えていることが多く、一般的に激務です。

そのため、ついつい、依頼者からの連絡を放置してしまいがちです。

 

私も弁護士事務所で働いていた当時はそうでした。

 

しかし、送ったメールに反応がなかったり、折り返しをお願いした電話を放置されたりすると、依頼者としては大変不安になります。

どんなに忙しくてもメールを読んで、承知したことを返信したり、電話を遅くとも数時間以内には掛け直すべきだと思います。

 

依頼者としては、自分の連絡に音沙汰なく放置された場合に、お願いしようと思っていた仕事も適当に扱われるのではないかなどの不信感が芽生えてしまいます。

 

たとえ成果物が素晴らしいものであったとしても、とても印象が悪いです。

そういう不信感が重なると、次から仕事をお願いするのをやめようかなという気分にさえなってしまいます。

 

 

期限を守れる

 

社会人として当然のことだと思われることですが、弁護士は仕事の期限を守れない人がとても多いです。

 

「●月●日までにお願いします」と依頼者に言われた場合、期限よりも少し前倒してその仕事を完成させるくらいの余裕を持って対応してくれる弁護士だととても助かります

 

実際に、完成品が出てきたのちに、修正してほしい点や別途対応してほしい点などが浮き彫りになることもあるため、依頼者の確認の時間を計算に入れておくべきです。

 

よくある弁護士の解釈として、「月曜日までに」とお願いされたら、”火曜日の朝まで”に送ればよいとか、「金曜日までに」とお願いされたら、”翌週の月曜日の朝まで”に送ればよいなどと、翌営業日までに送ればセーフとしているものが散見されます

 

しかし、通常の依頼者は、「月曜日までに」という場合 ”月曜日のお昼過ぎ” には来るものと信じて待っています。

 

営業時間のギリギリに送られたら、残業しなくてはいけないからです。

 

翌営業日までになどというのはもってのほかです。

期限を守れない弁護士と仕事をすると、スケジュールが読めなくてとても苦労します。

 

まだかまだかと待つ身は、多大なストレスを抱えることになり、その弁護士に対して、怒りさえ募らせていることを理解してほしいです。

 

 

明るくポジティブ

 

明るく、ポジティブな弁護士は一緒に仕事をしていて、とても気分が楽です。

 

逆に、暗くて、仕事を嫌々やっているように見える弁護士と仕事をすると、こちらも気分が落ち込んでしまいます。

仕事を依頼する側として、面倒なことを押し付けてしまったかな・・と申し訳ない気分になってしまいます。

 

そのような態度を取られると、次から依頼するのをためらってしまいます。

依頼者もやはり人間ですから、相手が嫌がるようなことをお願いしたくありません。

 

逆に、はい!喜んでという雰囲気で仕事に取り組んでもらえると、救われます。

 

次も同じ弁護士と一緒に仕事をしたいと思えます。

 

 

お願いしたことをきちんとこなすことができる

 

これも社会人として当然のことですが、こちらがお願いしたことをきっちりこなしてくれる弁護士は頼りになります。

 

大きなプロジェクトなどがあると、いろいろなことを同時にお願いすることが多く、管理し切れない場合もあります。

そういうときでも、きちんとお願いしたことを淡々と丁寧にこなしてくれる弁護士だと、依頼者も安心できます。

 

逆に、お願いしたことがプロダクトに反映されていなかったり、意図がきちんと伝わっていなかったりすると、話きいてたのかな?とか、抜けてるな・・という印象を受けてしまいます。

 

事務処理能力が高く、きちんとお願いされたことに応えられる弁護士はデキるなと思います。

 

 

まとめ

 

以上、デキる弁護士像について書き連ねましたが、いずれも、頭の良し悪しとか、知識・経験の豊富さといった要素以前の、社会人として当たり前のことだらけだとお判りいただいたと思います。

 

ただ、この当たり前を当たり前にこなせる弁護士はそれほど多くないと思います。

明日からでも実践できることばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

インハウスロイヤーにご興味のある方は以下の記事をご参照ください。

割と赤裸々に書き綴っています。

(参考記事)インハウスロイヤー(社内弁護士)の実態 〜給与・待遇等〜

 

 

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