両親が富裕層だった -富裕層が抱えるリスクと資産防衛方法-

両親が富裕層だった -富裕層が抱えるリスクと資産防衛方法-
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両親が『富裕層』だったという衝撃の事実

 

普段、相続問題を専門に扱っているわけではないので、司法修習時代に多少見た程度ですが、相続問題で肉親同士が血みどろの闘争をするケースはとても多いです。

 

亡くなった方がお金持ちであればあるほど、このような問題が生じやすいのが実情です。

残された側も、ほとんどお金が残っていなければ諦めが付くのに、お金があると目の色が変わるのです。

 

親類の相続問題についても多少相談を受けることは増えているのですが、我が家は幸いなことに、相続を理由として肉親同士の紛争は全く発生していません。

 

最近は、両親もリタイアして、老後についても話す機会が増えました。

両親の資産状況等について、これまで全く興味もなく把握もしていませんでした。

私の初任給が当時の父の年収を超えていたので、正直それほど資産はないものとタカを括っていました。

 

しかし、先日話している中で驚くことに両親の資産はウン億円を超えていることが判明しました。

衝撃です、、両親はカテゴリー的に『富裕層』でした。

 

『富裕層』とは

 

『富裕層』は純金融資産保有額が1億円以上5億円未満の世帯と定義されています。

定義は以下をご参照ください。

(出典)野村総合研究所

 

日本において富裕層以上の世帯は約2.5%です。

 

私の最終目標は『富裕層』の上に位置する『超富裕層』になることですが、現状はマス層に甘んじています(泣)

 

両親の純金融資産額は本当に驚きでした。

これに加えて、田舎ではあるものの、ローン無しの不動産が2つあり、年金ももうすぐ支給されるので、老後の生活については問題はほぼないでしょう。

 

なぜ富裕層になれたのか?

 

前述したように、父の現役時代の収入は決して多いものではありませんでした。

また、両親は株取引を極度に嫌がり、銀行の定期預金と国債などにしか投資もしていませんでした。

そのような両親がなぜ富裕層になれたのか?

理由は主に二つあると推測します。

 

まず第一に、祖父母からの相続があります。

亡くなった祖父は昔国家公務員であったため、老後も驚くくらいの年金を受け取っていました。

毎月40万円近くもらっていたようです。これだけの年金を受け取れば、老後もお金が貯まる一方です。

そのため、天寿を全うした祖父母には、まとまった被相続金が残されていたものと推測します(詳しくは聞いていないのであくまで推測)。

 

第二に、母は異常なほどの倹約家です。

スーパーの折り込みチラシをくまなく見たうえで、一円でも安くないと気持ち悪いといいます。

 

以前、老後は少しは贅沢したら?と聞いたことがあるのですが、母曰く、「贅沢をすることが息抜きではなく、むしろストレスに感じる、節約をすることに快感を得る」ということでした。

やはり節約は正義です。

 

他方で、私が学生時代、教育費にだけは惜しみなくお金をかけてくれました。

そのため、両親には頭が上がりません。

約10年働きながら、浪費ばかりしてロクに資産も築けていない自分にとって、両親は尊敬の対象です。

 

富裕層は如何に資産を守るか?

 

ただ、いろいろと聞いている中で気になることもありました。

 

それは、資産のほとんどを某地方銀行に預金しているということです。

その某地方銀行からは、担当者から頻繁に定期預金等の案内がきており、先日もとある商品にまとまった金額を預けたということでした。

 

両親は昔から株取引に対する極度のアレルギーがあるため、おそらく株やETFといった商品で運用することを勧めても、聞く耳をもたないでしょう。

仮想通貨などはもっての他です(笑)

 

私も、無理に勧めるつもりもありません。
現に預金などだけでこれだけの資産を築いている人に対して、偉そうに株やETF等に分散投資すべきだとはとても言えません。

 

しかし、某地方銀行にほとんど全ての資産を入れることはすぐさま改善が必要だと思います。

 

ご存知のとおり、銀行が破綻した場合、ペイオフによって保護される預金は1千万円までです。

仮に当該銀行が破綻した場合には、総資産が一機に目減りします。

地方銀行も淘汰の時代です。何があるか分かりません。

 

そのため、銀行預金で資産を保有するにしても、銀行は分散すべきです。

 

また、私は資産のいくらかは、円ではなく米ドルやユーロといった他の基軸通貨で保有すべきであると考えます。

 

以前から、日本の借金比率の高さや異次元緩和が、ハイパーインフレを引き起こすという論が唱えられています。

荒唐無稽にも思えますが、日本がベネズエラのようになることも万に一つでも起こらないとは限りません。

 

資産を守るステージであれば、円資産のみを保有するのはリスクが高いように思います。

 

両親へのアドバイス

 

以上のことから、両親には預金先銀行の分散及び米ドル預金を勧めました。

 

メインバンクである某地方銀行のことをやたらと信用しているようで、気が進まないようでしたが、米ドル預金の話には利率の高さも相まって食いついてくれました。

 

今後は自分の資産だけではなく、両親の資産も含めて考えていきたいと思います。

 

自分が富裕層→超富裕層を目指す過程で、良いシミュレーションにもなりそうです。

 

 

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